日本人投資家向けに海外FXサービスを提供するAnzo Capitalは、2021年5月31日をもって、日本市場から撤退することをリリースしました。
Anzo Capitalアンゾーキャピタル日本マーケット撤退のお知らせ
このたび規制要件と要求により、アンゾーキャピタルは日本マーケットを永久に撤退することを決定致しました。 日本マーケット事業は弊社にとってすばらしい旅であり、お客様にサービスを提供できたことを深く感謝申し上げる次第であります。
これより、アンゾーキャピタルはすべての入金手続きを停止し、最後の取引を行うことができるのは、2021年5月31日のサーバーの終了時間までになります。 続いて、 既存のすべてのオープンポジションは、2021年6月21日までに、クローズする必要がございます。 2021年6月21日のサーバーの停止後、アンゾーキャピタルはすべてのMT4の口座を無効にします。
出金手続きはをできるだけ早く処理いたします。 出金依頼とすべての有効なクライアントポータルは、2021年6月30日まで有効です。その後、プラットフォーム上のすべてのクライアントポータルアカウントが無効化されることをお知らせします。
今後の対応
- 取引ができる期限:2021年5月31日のサーバーの終了時間
- 保有ポジションのクローズ:2021年6月21日
- 口座を無効化:2021年6月21日
- 出金依頼とすべての有効なクライアントポータルの有効期限:2021年6月30日
撤退の要因
金融監督庁からの「規制」「規制要求」が厳しくなっているため、コストとリターンが合わずに日本市場からの撤退を決めたということだと推察されます。
Anzo Capitalの金融監督庁は
- ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)
です。
ニュース考察
金融ライセンスで営業している海外FX業者は、その国の金融監督庁があり、その規制の中で営業しています。当然、日本市場へのFXサービスの提供においては、日本の金融監督庁である金融庁からの圧力もあり、規制に対応するのに必要な経費や運営コストが、現状の日本人投資家から得られる利益に合わないと判断したのだと考えられます。
ただし、日本市場撤退とは言えども、倒産したわけではなく、出金依頼・出金対応もきちんと行ってくれます。期限までに出金依頼をして、別の海外FX業者に資金を移動する必要があります。
金融ライセンスの保有には、相応のコストと、金融監督庁からの要求対応があるため、一定以上の顧客を保有していないとコスト高で利益がでなくなってしまいます。だからこそ、金融ライセンスではなく、法人登記で営業している海外FX業者が増えているのです。
逆に言えば、この状況下で、金融ライセンスを持って営業している海外FX業者は、信頼性が高いと言えます。