海外FX入金方法比較
入金方法 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
海外銀行送金 | – | ・取引手数料無料 ・出金方法が限定されない | ・取扱いのある海外FX業者が少ない ・着金までに数日の時間がかかる |
国内銀行送金 | Curfex Ezeebill Asia | ・取引手数料無料 ・出金方法が限定されない ・着金までのスピードが早い。早ければ即日 | ・取扱いのある海外FX業者が少ない |
クレジットカード | Visa Mastercard JCB AMEX Diners UnionPay | ・取引手数料無料 ・即時反映 ・ポイントが貯まる | ・出金方法が同じクレジットカードしか選択できない ・業者によって利用できない国際ブランドがある |
デビットカード | Visa Mastercard JCB AMEX Diners UnionPay | ・取引手数料無料 ・即時反映 ・ポイントが貯まる | ・出金方法が同じデビットカードしか選択できない ・業者によって利用できない国際ブランドがある ・クレジットカードよりも使えないケースが多い |
国際決済サービス | bitwallet STICPAY PayPal PerfectMoney BXONE | ・取引手数料無料 ・即時反映 | ・取引手数料が有料のケースがある ・使えなくなる可能性もある(規制の問題で撤退) ・先に国際決済サービスに資金を入金しておく必要がある 資金を入金しておく必要がある ・出金時に日本の銀行口座へ送金するときに手数料が発生する |
仮想通貨 | Bitpay ビットコイン(Bitcoin) イーサリアム(Ethereum) ライトコイン(Litecoin) ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash) | ・取引手数料無料 ・即時反映 | ・取引手数料が有料のケースがある ・使えなくなる可能性もある(規制の問題で撤退) ・さきにウォレットに資金を入金しておく必要がある ・自動的に口座通貨に両替されてしまう。また、その時の為替手数料が発生する |
クーポン(eバウチャー) | VLoad | ・即時反映 ・クレジットカード、デビットカードでクーポンを購入できる | ・クーポン(eバウチャー)購入手数料(入金手数料)が有料 ・使えなくなる可能性もある(規制の問題で撤退) ・出金時に日本の銀行口座へ送金するときに手数料が発生する |
海外FXの入金の仕組み
FX業者は、国内FX業者でも、海外FX業者でも、投資家の資金は銀行に預託する仕組みとなっています。
投資資金の流れ
投資家 → FX業者(FX口座) → 銀行(FX業者の銀行口座)
- 投資家がFX口座に入金をする = FX業者の銀行口座に送金される
→ FX口座の残高に入金額が反映される - 投資家がFX口座から出金する = FX業者の銀行口座から投資家に送金される
→ FX口座の残高に出金額が反映される
という仕組みになっています。
つまり、
海外FX業者の口座に入金する = 海外FX業者が提携している海外の銀行口座に送金する
というのと同じ意味になるのです。
その送金方法として、様々な方法が用意されているのです。
- 海外銀行送金
日本人投資家の利用する日本の銀行口座から、海外送金で海外FX業者が使っている海外の銀行口座へ送金する - 国内銀行送金
日本人投資家の利用する日本の銀行口座から、海外送金で海外FX業者が使っている日本の銀行口座へ「日本国内銀行への振込」という形で送金する(その後、日本の銀行口座から海外の銀行口座に移されることがある。また、海外FX業者は日本の銀行口座を持てないことが多いため、これを代行する代行業者の口座を介することがある) - クレジットカード
日本人投資家のカード払い(決済代金)として、海外FX業者が使っている海外の銀行口座にカード会社(Visa、Mastercard、JCBなど)から送金される - デビットカード
日本人投資家のカード払い(決済代金)として、海外FX業者が使っている海外の銀行口座にカード会社(Visa、Mastercard、JCBなど)から送金される - 国際決済サービス
日本人投資家が利用している国際決済サービス(bitwalletやSTICPAY)から、海外FX業者が使っている海外の銀行口座へ送金する - 仮想通貨
日本人投資家が利用している仮想通貨ウォレットから、海外FX業者が使っている海外の銀行口座へ仮想通貨が送金(送付)される
送金したときの通貨と海外FX業者が使っている銀行口座の通貨(FX口座の基本通貨)が違っている場合は、自動的に両替されてしまいます。
- 送金元口座の通貨 = 送金先口座の通貨 → 両替なし
- 送金元口座の通貨 ≠ 送金先口座の通貨 → 両替あり(送金先銀行が決める為替レート)
という形になり、どちらにしても、送金先口座の通貨に合わせて入金される仕組みとなっています。
って有利な入金方法、不利な入金方法がありますが、入金方法の選択では上記の仕組みを理解しておくことが重要になります。
海外FXの入金方法一覧
海外銀行送金による入金
海外銀行送金による入金の仕組み
投資家が保有している銀行口座から、海外FX口座の顧客口座管理用の銀行口座に、国をまたいで送金する海外送金で入金する方法のこと
を言います。
日本の銀行と日本の銀行であれば「送金」というよりは「振込」というという名称で手数料が安く利用できますが、日本の銀行から海外の銀行へ送金する場合には「海外送金」という言い方が一般的で、数千円の手数料が発生します。
海外FX業者の場合、入金時の「海外送金」は、手数料無料で利用できることが多いです。これは、入金時に手数料を有料にしてしまうと、投資家の入金意欲がなくなってしまうからです。
例:LAND-FX
英語では「BANK WIRE」と表示されます。「LOCAL BANK WIRE」は、国内送金のことを意味します。
海外銀行送金による入金のメリット
- 手数料無料で入金できる
- 出金方法の縛りがない
- 入金の最大額が大きい
海外銀行送金による入金のデメリット
- 着金までに数日かかるケースがある
- 最近では、利用できない海外FX業者が多い
- 入金の最低金額が高い
海外銀行送金による入金の注意点
着金までに時間がかかるのが最大のデメリットと言えます。また、海外送金での入金は、海外FX業者が手数料を負担する形で、手数料無料にしているため、入金の最低入金額が高めに設定されていたり、利用できない海外FX業者も増えてきています。海外FX業者にとって、都合の良い入金方法ではないということです。
国内銀行送金による入金
国内銀行送金による入金の仕組み
投資家が保有している銀行口座から、海外FX業者の顧客口座管理用の銀行口座に、日本国内の銀行口座を持つ送金業者を経由して送金する入金方法のこと
を言います。
ほとんどの海外FX業者は、日本国内の銀行口座を持つことができません。日本の銀行は、金融庁の管理下にあるので、無登録業者(日本の金融庁に登録していないFX業者)の口座を開設させてくれないのです。
そのため、国内送金というのは、海外FX業者が日本の銀行口座を持つ送金業者と契約し、送金業者経由で海外FX業者の顧客口座管理用の銀行口座に送金する仕組みになっています。
海外FX業者の場合、入金時の「国内送金」は、手数料無料で利用できることが多いです。また、国内送金の場合は、一回の入金の上限が決まっていることがあります。これは送金業者を使っていて、その送金業者があまりにも大金の送金を繰り返すと日本の銀行から怪しまれて口座が停止されてしまうからです。
例:AXIORY
AXIORYの場合は、Curfexという送金業者を使う場合と、それ以外の方法の国内送金の選択肢を用意しています。
国内銀行送金による入金のメリット
- 送金手数料が無料
- 30分~24時間と比較的早くに着金される
国内銀行送金による入金のデメリット
- 国内送金自体を採用していない海外FX業者もある
- 入金額の上限が設定されていることがある
- 少額の入金時に送金手数料が発生することがある
- 銀行によっては、着金が翌営業日になるケースがある
国内銀行送金による入金の注意点
国内送金は、選択しやすい入金方法と言えます。ただし、海外FX業者によって国内送金ができる送金業者が見つからないケースもあります。海外FX業者の国に送金業者がいない場合などがあります。日本人投資家が多い海外FX業者は、国内送金に対応しているケースが多いのですが、使えない海外FX業者も同じぐらいある点に注意が必要です。
クレジットカードによる入金
クレジットカードによる入金の仕組み
クレジットカードで買い物をするように「決済」という形で、海外FX業者に入金し、資金に反映させる入金方法のこと
を言います。
クレジットカードで買い物をした場合には、クレジットカード会社が一時的に立替て、商品を販売して店舗に入金します。後から、クレジットカード会社が利用者の登録口座から引き落とす仕組みになっています。
この時の
店舗 = 海外FX業者
という形になるのがクレジットカード入金です。商品を販売するわけではありませんが、「決済」という扱いで、クレジットカード会社から海外FX業者にお金が支払われるため、その支払われるお金を「入金」として処理する仕組みとなっています。
クレジットカード入金は、海外FX業者が国際決済サービスの会社(Visa、Mastercard、JCB、AMEX、Diners、UnionPay(銀聯))にカード決済の申請をして利用できる形になるため、海外FX業者によっては、使えない国際決済サービスがあるので注意が必要です。
概ね、VisaやMastercardは利用できる海外FX業者が多いです。
例:TitanFX
利用できる国際ブランドは「Visa、Mastercard、JCB、AMEX」
クレジットカードによる入金のメリット
- リアルタイムで海外FX口座に反映される
- 手数料無料
- ポイントが貯まる
クレジットカードによる入金のデメリット
- 出金の時は、入金した金額までは強制的に入金したクレジットカードになる
- カードの限度額以上の入金はできない
- 利用できる国際決済サービスが限られる
クレジットカードによる入金の注意点
クレジットカード入金は、手数料無料で、入金も即時反映される利便性の高い海外FXへの入金方法です。
反面、クレジットカードの限度額までしか入金できない、すべての国際決済サービスが利用できるわけではないなど使えない条件も多く、利用条件が限定された入金方法である点に注意が必要です。
デビットカードによる入金
デビットカードによる入金の仕組み
デビットカードで買い物をするように「決済」という形で、海外FX業者に入金し、資金に反映させる入金方法のこと
を言います。
デビットカードで買い物をした場合には、デビットカードと紐づいた銀行口座からリアルタイムで引き落としがかかる仕組みとなっています。クレジットカードは、1カ月~2カ月後に引き落とされますが、デビットカードは、即時引き落としであることに違いがあります。
デビットカード入金は、海外FX業者が国際決済サービスの会社(Visa、Mastercard、JCB、AMEX、Diners、UnionPay(銀聯))にカード決済の申請をして利用できる形になるため、海外FX業者によっては、使えない国際決済サービスがあるので注意が必要です。
概ね、VisaやMastercardは利用できる海外FX業者が多いです。
また、基本的にクレジットカード入金が利用できる海外FX業者は、デビットカード入金も同じ国際ブランドであれば可能になっていますが、一部、デビットカードのみ対応していない海外FX業者もいるので注意が必要です。
例:AXIORY
利用できる国際ブランドは「Visa、JCB、UnionPay(銀聯)」です。
デビットカードによる入金のメリット
- リアルタイムで海外FX口座に反映される
- 手数料無料
- ポイントが貯まる(デビットカードのキャッシュバックの対象)
デビットカードによる入金のデメリット
- 出金の時は、入金した金額までは強制的に入金したデビットカードになる
- 口座残高、デビットカードの限度額以上の入金はできない
- 利用できる国際決済サービスが限られる
デビットカードによる入金の注意点
デビットカード入金は、手数料無料で、入金も即時反映される利便性の高い海外FXへの入金方法です。
反面、デビットカードに紐づく銀行口座、デビットカードの限度額までしか入金できない、すべての国際決済サービスが利用できるわけではないなど使えない条件も多く、利用条件が限定された入金方法である点に注意が必要です。
国際決済サービスによる入金
国際決済サービスによる入金の仕組み
国際決済サービスとは
お金の送金を世界的に行う送金事業が提供する送金サービスのこと
を言います。
とくに「国際決済サービス」という通称が浸透しているわけでもなく、「オンラインバンク」「送金サービス」「ウォレット」などと呼ばれることがあります。
国際決済サービスの機能としては
- 送金(国際決済サービスへ入金)
- 送金(国際決済サービスから出金)
- 送金(国際決済サービス利用者同士の送金)
- 預金
- 両替
などがあります。
海外FX業者は、国際決済サービスと提携(マーチャント登録)し、手数料を支払うことで、日本在住の日本人投資家の入金・出金方法を確保しているのです。
国際決済サービスを利用して入金する場合は
- 日本人投資家の投資資金がある日本の銀行 → 国際決済サービス
- 国際決済サービスで資金の管理(必要な場合は、両替も可能)
- 国際決済サービス → 提携している海外FX業者の銀行
という形で入金します。
海外FXでは
- bitwallet
- STICPAY
などが主に利用されています。
例:TitanFX/bitwallet
国際決済サービスによる入金のメリット
- 手数料無料で入金できる(一部、有料の国際決済サービスもある)
- 複数の通貨に両替できる
- 出金方法の縛りがない(一部、出金も同じ国際決済サービスに制限されることもある)
国際決済サービスによる入金のデメリット
- 海外FX業者によって使える国際決済サービスが異なる
- 日本の銀行口座から、国際決済サービスの口座へ入金するときに手数料が発生するケースもある最低入金額が設定されているものがある
- 入金限度額が設定されているものがある
国際決済サービスによる入金の注意点
色々な国際決済サービスが存在し、国際決済サービスごとに、海外FX業者ごとに、入金のルールが異なる点です。
すべての海外FX業者が一つの国際決済サービスで管理できるのであれば、その国際決済サービスの中で投資資金を管理すれば良いのですが、海外FX業者ごとに国際決済サービスが違うので、そのたびに、国際決済サービスを分けて管理するのは、非効率になってしまいます。
また、国際決済サービスは、日本の事業者ではありません。日本法人の場合は「資金移動業者(第二種資金移動業)」の登録を金融庁にしなければならず、日本の金融庁に登録していない海外FX業者への送金は認められないからです。
国際決済サービスが日本への事業展開を本格化した場合に、逆に海外FX業者の入出金には使えなくなってしまうリスクもあるのです。以前、多くの海外FX業者が導入していたNETELLER(ネッテラー)も、日本市場への展開はあきらめて、日本在住の日本人投資家の海外FX業者への入出金では使えなくなってしまいました。国際決済サービスは、使えなくなるリスクも考慮しなければなりません。(使えなくなったとしても、利用停止までには猶予期間があり、資金の出金は可能ですので、資金が引きだせなくなるわけではありません。)
仮想通貨による入金
仮想通貨による入金の仕組み
日本人投資家の保有する仮想通貨をウォレットを経由して、海外FX業者のウォレットに送金して入金する仕組みです。海外FX業者は、自社のウォレットへ送金された仮想通貨を口座通貨(JPY、USD、EURなど)に両替して口座に反映させます。
仮想通貨による入金に対応している海外FX業者は少ないのが現状です。
仮想通貨による入金に対応している仮想通貨は、海外FX業者によって異なりますが
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- ライトコイン
- テザー
などの主要通貨が多くなっています。
例:FBS
FBSでのビットコインウォレットアドレスへ、投資家のウォレットから仮想通貨を送金する形で入金します。
仮想通貨による入金のメリット
- 仮想通貨で入金できる
- 数分、数十分程度で口座に反映される
仮想通貨による入金のデメリット
- 入金手数料が発生する
- 為替手数料が発生する
- 仮想通貨は為替変動が大きいため、海外FX業者の採用するレートによって両替される
- 利用できる仮想通貨が限られる
- 利用できる海外FX業者が限られる
仮想通貨による入金の注意点
注意しなければならないのは、海外FX業者の口座は「法定通貨(JPY、USD、EURなど)」が基本ですので、仮想通貨 → 法定通貨(投資家の送金先口座通貨)へ両替しなければならないということです。
両替時に為替手数料、入金時に入金手数料などが発生する分、入金方法としてはコスト高の入金方法となってしまいます。あえて仮想通貨を利用したい投資家でなければ、おすすめしにくい入金方法です。
クーポン(eバウチャー)による入金
クーポン(eバウチャー)による入金の仕組み
クーポン(eバウチャー)発行会社が発行する世界で使える共通クーポンをクレジットカードなどで購入して、そのクーポンを使って、海外FX業者に入金できる仕組みになっています。
国際決済サービスと似たようなサービスですが、国際決済サービスは銀行的な役割でサービス提供しているのに対して、クーポン(eバウチャー)の場合は「クーポンを買う」という売買だけのサービスになります。
そのため、国際決済サービスよりも、日本の金融庁の規制が受けにくく、利用できるクレジットカードも多いというメリットがある、海外FX業者への入出金方法と言えます。
クーポン(eバウチャー)発行会社は、出金(キャッシュアウト)や銀行送金の機能もあるため、海外FX業者からの出金先にも利用することができます。
例:AXIORY/VLoad
クーポン(eバウチャー)による入金のメリット
- 出金方法の縛りがない(一部、出金も同じクーポン(eバウチャー)に制限されることもある)
- 入金が即時反映される
- クーポン購入にクレジットカード・デビットカードが使える
クーポン(eバウチャー)による入金のデメリット
- クーポン(eバウチャー)購入手数料(入金手数料)が有料
- 海外FX業者の入出金方法としては、まだ普及しておらず、使える海外FX業者が少ない
- 入金限度額が設定されているものがある
- クーポン(eバウチャー)発行会社は、認証状況に応じて利用額に上限がつく
クーポン(eバウチャー)による入金の注意点
クーポン(eバウチャー)は、クレジットカード、デビットカードで購入することができるのですが、購入時に比較的高額な手数料が発生します。
前述したVLoadの場合
- クレジットカード・デビットカード → バウチャー発行手数料:3.5%
- 銀行送金 → 銀行送金手数料:2.0%
となっています。
海外FX業者の入金手数料が無料だとしても、クーポン購入時に高い手数料が発生し、投資資金が目減りしてしまうのでは、他の入金方法と比較すると損をしてしまうことになります。現時点では、よほどクーポン(eバウチャー)で入金しなければならない理由がない限り、おすすめできない入金方法です。
海外FXでおすすめの入金方法
クレジットカード入金・デビットカード入金がおすすめ!
海外FX口座に入金するのであれば
- クレジットカード入金
- デビットカード入金
がおすすめです。
なぜ、おすすめなのかというと
- 入金手数料無料
- 出金時も同額までの出金手数料無料
- カードのポイントが貯まる
- 口座に即時反映される
というメリットがあるからです。
とくに海外FX業者の場合は
- 入金手数料:無料
- 出金手数料:有料
という設定が少なくありません。
海外FX業者が顧客資金を送金するときに何らかのコストが掛かるのは当然なのですが
- 入金時は、海外FX業者が負担する(投資家に入金させやすくするため)
- 出金時は、海外FX業者が負担しない(投資家に出金させにくくするため)
ため
- 入金手数料:無料
- 出金手数料:有料
となっているのです。
入金時は、どの入金方法を選んでも、入金手数料は無料であるものがほとんどですが、出金時はそうでもないのです。
出金時のコスト負担を考えると
クレジットカード入金・デビットカード入金であれば
- 入金手数料:無料
- 出金手数料:無料(入金金額の範囲内まで出金できる)
という設定になっています。
入金金額の範囲内までであればクレジットカード・デビットカードの決済キャンセルという形で出金できるので、出金手数料もかからないのです。
クレジットカード入金・デビットカード入金をすれば、出金時に必要になる手数料は「利益分のみ」になるのです。手数料負担を最大限回避するという意味で、クレジットカード入金・デビットカード入金がおすすめと言えます。
しかも、一定期間(1年~)経過して入金処理が確定すれば「カード決済」としてカウントされるため、カード会社のポイントやキャッシュバックも貯まる、付与されるのです。
手数料無料でかつポイントが貯まるメリットもあります。
クレジットカード入金・デビットカード入金で注意しなければならないのは
- 使える国際ブランドが限られる
- クレジットカードは、限度額の範囲内までしか入金できない
- デビットカードは、口座残高の範囲内までしか入金できない
という点ですが、これはVisaやMastercardなどの複数のクレジットカード、デビットカードを持っておけば回避できる問題です。
ハブ口座(中継口座)として、海外FXへの投資資金をbitwalletに集めるのもあり!
国際決済サービスからの入金は、あまり、おすすめできません。
なぜなら
- 海外FX業者への入金
- 海外FX業者からの出金
が手数料無料でも
- 日本の銀行口座 → 国際決済サービス
- 国際決済サービス → 日本の銀行口座
でそれなりに高い手数料(送金額の数%)が発生するものが多いからです。
しかし、国際決済サービスを海外業者への入金・出金のためのハブ口座(中継口座)として、投資資金を中継する使い方であればメリットが出てきます。
- 国際決済サービス → 海外FX業者:A社
- 国際決済サービス → 海外FX業者:B社
- 国際決済サービス → 海外FX業者:C社
- 国際決済サービス → 海外FX業者:D社
- 海外FX業者:A社 → 国際決済サービス
- 海外FX業者:B社 → 国際決済サービス
- 海外FX業者:C社 → 国際決済サービス
- 海外FX業者:D社 → 国際決済サービス
と、複数の海外FX業者に入金して、また出金しても、「国際決済サービス」と「海外FX業者」間の送金は、手数料無料のものが多いからです。
ハブ口座として、投資資金の管理を国際決済サービスで行えば、最初の国際決済サービスへの入金と、最終的に日本の銀行口座への出金をする時以外は、手数料無料で入出金が可能になるのです。また、クレジットカードやデビットカード入金とは違い、限度額や国際ブランドによる利用不可も回避できるのです。
国際決済サービスの中では「bitwallet」をおすすめします。
bitwalletは
- 子会社の日本法人が運営で信頼性が高い
- 日本語対応が完璧
- 日本の銀行口座への出金手数料が824円と格安
というメリットがあります。
bitwalletであれば、安心して、ハブ口座として投資資金を預託することができるでしょう。
注意しなければならないのは、日本法人が運営することで、金融庁に目を付けられると、海外FX業者の送金ができなくなるリスクがあります。過去のNETELLERと同じパターンです。送金額が増えれば増えるほど、金融庁の圧力は強くなるため、利用できなくなる可能性はあります。ただし、利用できなくなると言っても、出金できなくなるわけではないため、リスクはありません。その時が来たら、別の国際決済サービスに資金を移行すれば良いだけです。
海外FXでおすすめしない入金方法
1.為替手数料が発生する入金方法はおすすめできない
海外FX業者の場合は、口座開設時に「口座の通貨」を決める形になります。
海外FX口座の口座通貨は
- JPY(日本円)
- USD(米ドル)
- EUR(ユーロ)
が代表的な通貨であり、これに海外FX業者がある国の通貨などが使えるケースがあります。
- 日本円を銀行の円口座から海外FX業者の日本円口座に入金する場合 → 為替手数料:無料
- 米ドルを銀行の米ドル口座から海外FX業者の米ドル口座に入金する場合 → 為替手数料:無料
ですが
- 日本円を銀行の円口座から海外FX業者の米ドル口座に入金する場合 → 為替手数料:有料
- 米ドルを銀行の米ドル口座から海外FX業者の日本円口座に入金する場合 → 為替手数料:有料
- 仮想通貨ウォレットのビットコインを海外FX業者の日本円口座に入金する場合 → 為替手数料:有料
「入金元の通貨」と「海外FX口座の通貨」が違う場合には、自動的に海外FX業者に両替が行われて、両替の手数料である為替手数料が発生してしまうのです。
- 「入金元の通貨」と「海外FX口座の通貨」が同じ → 為替手数料:無料
- 「入金元の通貨」と「海外FX口座の通貨」が違う → 為替手数料:有料
となります。
この為替手数料は、かなり高く設定されていることが多く、入金額が大きければ大きいほど費用負担になってしまいます。
基本的には、どの海外FX業者も、顧客に入金して積極的にトレードしてもらいたいため、入金時の手数料は無料のものが多いです。
せっかく手数料無料で入金できるのに、あえて為替手数料を支払って、コスト負担をする必要性がないのです。
海外FX口座への入金時には「海外FX口座の通貨」と同じ通貨で入金する必要があります。「入金元の通貨」と「海外FX口座の通貨」が違う為替手数料が発生する入金方法はおすすめしません。
そのためには
- 「仮想通貨」や「マイナー通貨」で入金しない
- 海外FX業者の口座通貨は「JPY(日本円)」にする
ことが重要になります。
2.すぐにトレードしたい方は海外送金の入金はおすすめできない
すぐにトレードしたい場合、入金時にすぐに口座に資金が反映される入金方法でないと、すぐにトレードすることができません。
口座に入金が即時反映される入金方法
- クレジットカード
- デビットカード
- 国際決済サービス
- 仮想通貨
口座に入金が即時反映されない入金方法
- 海外送金(3~5営業日)
- 国内銀行送金(1営業日)
口座開設後、すぐにトレードしたい投資家には、銀行送金での入金はあまりおすすめできないということです。とくに海外送金の場合は、着金・口座反映に遅いと一週間ぐらいかかってしまうため、注意が必要です。
海外FX入金手順
手順1.海外FX業者のマイページにログインする
海外FXで入金する場合には、事前に口座開設をする必要があり、口座開設時にメールなどで通知されるID/PASSで海外FX業者のマイページにログインする必要があります。
手順2.入金したい口座を選択する
海外FX業者では、1人で複数の口座を持つことも可能です。入金する場合には「どの口座に入金したいのか?」を決めてから、入金先口座を選択し、入金ボタンをクリックする必要があります。
手順3.入金方法を選ぶ
口座を選択すると、利用できる入金方法の選択肢が表示されるので、自分が希望する入金方法を選択します。アクティブにならない入金方法がある場合は、その口座、日本在住の日本人投資家にはその入金方法が選択できない可能性が高いです。わからない場合は、日本語サポートに連絡しましょう。
手順4.入金額を選ぶ
入金したい入金額を入力します。
手順5.選んだ入金方法の指示に合わせて情報を入力する
選んだ入金方法の指示に合わせて情報を入力します。
- 海外送金、国内送金 → 入金先口座に銀行から入金を行う
- クレジットカード、デビットカード → カード番号を入力する
- 国際決済サービス → 登録しているメールアドレスを入力する
- 仮想通貨 → QRコードを読み取る
などです。
手順6.入金指示完了
入金の指示が完了すれば、そのメールが届きます。
手順7.口座反映
入金指示の完了から、着金までは選んだ入金方法によってタイムラグがあります。しっかり、着金まで確認の上、数日経過しても口座残高に反映されないようであれば、日本語サポートに連絡しましょう。
海外FX入金のよくある質問
Q.海外FXで入金できない時はどうすれば良いでしょうか?
日本語サポートに連絡しましょう。
海外FX業者が撤退していない、倒産していないという状況でなければ、ほとんどの場合は、日本語サポートに連絡すると「入金できない理由」「入金するための正しい方法や手順」を丁寧に教えてくれます。
Q.海外FXで入金できない銀行があるって本当ですか?
本当です。
ソニー銀行などは、実際に海外FX業者の入金、出金ができません。
理由としては、グループ会社に国内FX会社があり、グループ全体で海外業者への送金、出金、海外業者からの入金に対して利用できないようになっているとのことです。
この場合は、他の銀行口座から入金する必要があります。
一般的にネット銀行よりも、都市銀行や地方銀行の方が海外FX業者の入金出金の制限がないケースが多いです。
Q.JCBが入金に利用できる海外FX業者ってありますか?
あります。
ただし、海外FX業者は、海外の業者なので、海外でシェアが大きいVisa、Mastercardが利用できる業者の方が多いです。
海外FX業者へのクレジットカード入金、デビットカード入金をするのであれば、Visa、Mastercardブランドのクレジットカード・デビットカードを持っていた方が使える海外FX業者の選択肢が広がります。
Q.海外FX業者へのクレジットカード入金でポイントはつきますか?
つきます。
ただし、クレジットカード入金は、出金をする前提で海外FX業者は決済を保留します。そのため、ポイントがつくのは、決済が確定される半年後~1年後になります。出金していない前提ですので、注意が必要です。
Q.海外FX業者へのデビットカード入金は、クレジットカードと同じようにできるのでしょうか?
基本的には、デビットカード入金は、クレジットカード入金と同様にできます。
ただし、デビットカードの方が使える海外FX業者は少なく、利用できないデビットカードも存在するので、利用できるかどうかは、実際に使ってみる必要があります。