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JPモルガン、ローン売買にブロックチェーン採用

(写真=Thinkstock/Getty Images)
(写真=Thinkstock/Getty Images)

テクノロジー強化に向け、ブライス・マスターズ女史率いるデジタル・アセット・ホールディングスに、シティバンクなど名高い国際大手13社と肩を並べて総額5億ドル(約594億円)を投じたJPモルガン・チェースが、ブロックチェーンを利用したローン売買取引システムのプロジェクトを進行中だ。

ピントCEO「ブロックチェーンは決済業界全体の歴史を塗り替えるだろう」

英フィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、現在いくつかのブロックチェーン・プロジェクトが検討されている中、JPモルガンのダニエル・ピントCEOは複雑で時間を要するローン売買の効率化を図るうえで、「ブロックチェーンを利用しない手はない」という見解を示している。

ブロックチェーンの利点を最大限に利用して、従来のローン売買につきまとうミスマッチなどの流動性リスクを軽減すると同時に、必須プロセスである複数の経由地点を省略することで、大幅に取引時間を短縮できるうえにコスト削減にもつながるというわけだ。

ピントCEOは結論づけるにはまだ時期尚早だが——という前置きの後、「ブロックチェーンはローンだけではなく、決済業界全体の歴史を塗り替えるだろう」と、現時点までの収穫に十分満足している様子だ。

一方マスターズ女史は「決済のスピードアップは、必要資本や運用コストを抑え、顧客サービスの向上に役立つ」というコメントとともに、 既存のシンジケートローンや外国為替、証券決済などにブロックチェーン旋風を巻き起こそうと、猛烈な勢いで多様な開発に取り込んでいる。

最近では「ハイパーレジャー」と呼ばれる進化版分散型台帳プラットフォームの共同開発を、IBMやJPモルガンが参加している非エイルコンソーシアム、リナックスファウンデーションと行うなど、昨年末報じられたスランプ期が嘘のような大活躍ぶりだ。(FinTech online編集部)