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第3期MUFG Digital アクセラレータプログラム説明会を開催 予想を超える参加者で賑わう

オープンイノベーションを進め、画期的な金融サービスの開発に取り組む三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は、2017年11月28日に大手町のFINOLABにて、MUFG Digital アクセラレータプログラムの説明会を開催した。今回で第3期目となる本プログラムは、回を重ねるごとに注目を集め、説明会当日はプログラム参加を検討する企業の代表者や関係者など、予想を上回る参加者で賑わった。

MUFG Digital アクセラレータプログラム立ち上げの背景と、過去参加企業の今

MUFG Digital アクセラレータプログラムの立ち上げ背景や過去のプログラム、今回のプログラムについて説明をするMUFGデジタル企画部 プリンシパルアナリスト・藤井達人氏。

説明会は、MUFGのデジタル企画部 プリンシパルアナリスト・藤井達人氏による本プログラム立ち上げの背景と、過去開催参加企業の現在についての説明から始まった。

「このプログラムを開催する背景としては、海外の大手IT企業をはじめ、テック系企業がフィンテック領域へ進出しており、日本の金融機関はこれらの企業と競争していく必要があると考えたことから始まっています。そしてMUFGは、技術の進化が激しいこの領域で勝ち抜いていくにはスタートアップ企業とオープンイノベーションを推進していく必要性を感じました。その一環として、2年前にMUFG Digital アクセラレータプログラムをスタートさせました」

以上の説明に加えて、過去の実績として第1期、第2期のプログラム参加企業の中から、MUFGグループの企業との協業を進めていたり、出資を受けている事例があることを紹介。プログラムに参加して採択されることで、MUFGとの協業や出資を受ける可能性があることを示唆した。

Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一氏が推奨する、アクセラレータプログラムの活用法も紹介

次に、MUFG Digital アクセラレータプログラムに参加するメンター陣を代表して、ヤフー株式会社、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一氏から、プログラム参加を検討する企業へアドバイスが行われた。官公庁や大手通信会社のアクセラレータプログラムにも協力している伊藤氏は、「MUFG Digitalアクセラレータプログラムに採択されることはメリットだらけだ」と語る。

その一つに、経験豊富なメンター陣の存在をあげた。「実際、スタートアップの企業が、これだけのメンター陣にビジネスについて相談しフィードバックを受ける機会はそうそうない」と伊藤氏は言う。さらに、「アドバイスを受けるだけでなく、プレゼンテーションの練習相手にもなってくれる。これにより、プレゼン能力が大きく向上する」と伊藤氏は語った。そして、「メンターを使い倒せ、それがコラボになる」と次のように述べた。

「アクセラレータプログラムに参加した企業の中からは、プログラム後に『遠慮をしないで、もっと頼れば良かった』『もっと話せば良かった』という声が聞かれるんです。だから、配慮はしても、遠慮はするなと言いたいです」。伊藤氏のメッセージは、今後のアクセラレータプログラムに参加する企業にとって大きな指針になるだろう。

「アクセラレータプログラムはメリットだらけだ」と語るのは、ヤフー株式会社、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一氏。

第2期グランプリ受賞企業が語るアクセラレータプログラムの魅力に、多くの参加者が興味を高める

伊藤氏に続き、第2期MUFG Digital アクセラレータプログラムでグランプリを受賞したクラウドリアルティ鬼頭武嗣氏の講演も行われ、多くの参加者がプログラムへの興味を高めた。

クラウドリアルティは、日本で初めて不動産証券化のP2Pプラットフォームを提供した企業だ。投資したい人と、資金を集めたい人のニーズをクラウドファンディングでつなげた非集権型のサービスを実現し、すでに京都やエストニアの案件を手がけている。

約4ヵ月間というプログラム参加期間中、メンターと43回のミーティングが実施されたと鬼頭氏は語ったほか、API連携がテーマのときはエンジニアの同席もあり、濃密なメンタリングが行われたと話した。鬼頭氏は、アクセラレータプログラムを通じて「メンター陣のアドバイスによりプロダクトが洗練され、三菱UFJリースと協業できるようになった」と成果も語った。

第2期MUFG Digital アクセラレータプログラムでグランプリを受賞したクラウドリアルティ鬼頭武嗣氏。鬼頭氏には参加者から多くの質問も寄せられた。

講演終了後の質疑応答も個別説明会も大盛況

「私たちも、このアクセラレータプログラムに大きくコミットしています。参加する企業の皆様も、ぜひコミットして、参加していただきたい」とMUFG藤井氏は、参加検討企業に対してこのように呼びかけた。

そしてそれに応えるように、講演終了後の質疑応答では、参加者から活発に質問が飛び交った。全体説明会のあとの個別説明会にも数多くの企業が参加し、1社に対してアクセラレータプログラム事務局が複数名で対応するなど、コミットの大きさを体現した。第3期は、プログラムの対象事業領域をさらに広げ、量子コンピューティングやフロンティアテックなども含まれている。それだけに、より多くの企業にチャンスが生まれるだろう。

次回の第3期MUFG Digital アクセラレータプログラム説明会は2018年1月10日。第2期参加スタートアップによる体験談の他、サンフランシスコにて日々スタートアップ企業と対面しているSozo Ventures Managing Director 中村幸一郎氏によるベンチャーファイナンスの講演も予定している。プログラムの募集は2018年1月14日まで、その後書類審査・面接を経て、選考に通過した5~7社が3月中旬より本プログラムをスタートさせる。そして、2018年7月下旬に開催されるDEMO DAYでその成果を発表する。説明会の熱気から、過去プログラムを超えるイノベーションが発表されることを予感させた。(提供:MUFG Innovation Hub

(MUFG DigitalアクセラレータのHP)

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