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「ICO資金調達ランキング」 Tezosなどコアテクノロジー、12億ドルを調達

2017年の「ICO資金調達ランキング」 が発表され、Tezos、EOS、Bancorがトップ3に輝いた。

Tazos、EOS、共に商品やサービスの核となる技術「(コアテクノロジー」)関連のICOであることから、市場の次世代技術への加熱ぶりがうかがえる。

総体的には上半期だけでも12億ドル以上の資金を調達しており、ブロックチェーンやビットコイン企業へのベンチャーキャピタル(VC)投資を上回っている。2600万ドルだった2014年と比べると大きく成長している。以下、トップ20を見てみよう。

2017年最も資金を調達したICOトップ20

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

 

20位 Token Card 1270万ドル
19位 Nimiq 1360万ドル
18位 Mysterium Network 1410万ドル
17位 Giga Watt 1460万ドル
16位 Qtum 1560万ドル

15位 Cosmos Network 1680万ドル
14位 OpenANX 1880万ドル
13位 Aeternity 2240万ドル
12位 Aragon 2480万ドル
11位 Polybius 2890万ドル

10位 Storj 3000万ドル
9位 Civic 3300万ドル
8位 Basic Attention Token 3500万ドル
7位 SONIM 4200万ドル
6位 Mobile Go 5330万ドル

5位 Ten X 8000万ドル
4位 Status 9500万ドル
3位 BANCOR 1.53億ドル
2位 EOS.IO 2億ドル
1位 Tezos 2.08億ドル

ICOも多様化 コアテクノロジー、クラウド、決済など

コアテクノロジーは生産の要となる一連の技術である。定義は分野によって異なるものの、どの企業にとっても長期的かつ持続的な競争力を維持するうえで欠かせない技術体系だ。

例えばTezosやEOS が提案する次世代ブロックチェーンが、コアテクノロジーの一つとして挙げられる。

FinTech市場分析会社Autonomous NEXTのデータ によると、コアテクノロジーは2014年からICOの半分以上を占めていた。

この年のICOによる資金調達額(2600万ドル)のうち1890万ドルはコアテクノロジー、残り(750万ドル)はクラウド。ICO市場自体が濃縮されていたことがわかる。

多様化が始まった2015年からは、金融市場サービスや仮想通貨のプロジェクトが参入してきた。銀行や金融機関がデジタル化に乗りだした2016年は、金融投資ICOが独走。2.2億ドルのうち1.6億ドルを占めた。

今年はがらりと様変わりし、最も多様性溢れる流れとなっている。コアテクノロジーが占める割合はおよそ半分(5.1億ドル)に減り、BancorやOpen Anxに代表される金融市場サービス(1.9億ドル)、Statusなどのゲーム・ギャンブル(1.4億ドル)、TenXなどのバンキング・決済(1.3億ドル)が、まんべんなく資金を調達している。

仮想通貨は(3650万ドル)ICOとしてはまだまだ先乗りが長いとの印象だが、わずか180万ドルだった2015年と比較すると20倍に増えている。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)