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レアル、ルピー、ウォンなど「新興通貨FXインデックス」をブルームバーグなどが開発

ブラジルレアル、インドルピー、韓国ウォン、メキシコペソ、ロシアルーブルなど12通貨のFXインデックスをブルームバーグやオランダの金融機関INGが共同開発した。

このインデックス「Bloomberg ING Global Emerging Markets FX Indices」は、ブルームバーグが提供する為替参照レート「BFIX」のデータに基づいて、同社の専門家が独自のインデックスを計算・数値化する。均等加重した新興通貨バスケットのドルに対するパフォーマンスを測定する目的で開発されたもので、ロング、ショートを含め、「INGFXUS1、2」「INGDFXUS1、2」の4種類。

定期的に更新されるBFIXは、フィキシング(値決め)前後の時間荷重平均価格(TWAP)を用いて算出されている。為替レートのベンチマークとして、FX市場で広く利用されているデータだ。

ベンチマークに透明性の高さを求める投資家が増加

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

通貨の変動を予想するFXは流動性が高く少額から投資が可能な上、比較的簡単に取引できるため、投資初心者にも人気だ。

新興為替は潜在的な経済成長という点では魅力的だが、政治・経済情勢などの不安定さが価格を直撃するというリスクが高い。

2017年に入り、新興市場取引自体はさらに活発化しているそうだが、エクスポージャー(市場の価格変動リスクにさらされている資産の割合)に懸念を示す投資家が多いのも、当然かと思われる(ファイナンシャル・マネージメントより )。

ブルームバーグのカスタム・ストラテジーズ・ビジネス部門責任者ジィ・チュワン氏は、INGを支援する機会を得たことを歓迎すると同時に、「規制強化に伴い、ベンチマークに透明性の高さを求める投資家が増えている」と述べている。

ターミナル事業から多様化?スタートアップも支援するブルームバーグ

ブルームバーグは昨年、ターミナル契約(独自のマーケット情報収集と分析用端末)をめぐり、得意先だったJPモルガン・チェースをトムソン・ロイターに奪われるなど、年間収益77億ドル(約8518億円)といわれた端末レンタル事業に失速が見られた。

しかしスタートアップを支援するFinTechベンチャー・キャピタル、ブルームバーグ・ベータの運営 など、ING同様、金融市場の活性化・透明化の改善に向け、FinTechに取り組んでいる。今後、ターミナル事業以外のFinTech領域での比重が、さらに増すことが予想される。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)