Home / キャリア / DODA「平均年収ランキング2016」発表、金融業界はどうだったのか?

DODA「平均年収ランキング2016」発表、金融業界はどうだったのか?

テーブル
【Sponsored】  (写真=Thinkstock/GettyImages)

インテリジェンスが提供する転職サービスDODAが「2016年の平均年収ランキング」を発表した。業種別トップ10までをみると、金融と医療業界ばかりがランクインしており、1位は前回2位だった金融の投信/投資顧問が返り咲くかっこうとなった。また職種別でも1、2位を金融が占めた。

業種別(67業種)トップ10は金融と医療が並んだ

10位 自動車/輸送機器メーカー(500万円)
9位 CRO/SMO/CSO(515万円)
8位 損害保険(550万円)
7位 証券会社(551万円)
6位 信託銀行(551万円)
5位 家電/モバイル/ネットワーク機器/プリンターメーカー(556万円)
4位 電子/電気部品/半導体メーカー(569万円)
3位 医療機器メーカー(582万円)
2位 医薬品メーカー(672万円)
1位 投信/投資顧問(701万円)

平均年収トップ10のうち、金融業界から4業種もランクイン。金融の給与水準の高さを裏付ける形となった。しかしメガバンク(都市銀行)は12位。

8位に入った損害保険は、前年から60万円もアップし、14位からトップ10入り。運用利回りが低下するなど収益環境が悪化し、業界再編の動きが加速している。結果として、年収が高めの中堅層が転職市場に出たことが、平均年収アップの一因として考えられる。7位の証券会社は、前年比でマイナス18万円したが、もともと高めだったためトップ10内をキープした。

職種別(86職種)トップ10でもトップは金融

業種別の次に職種別のランキングを見ていこう。

10位 先行開発/製品企画(604万円)
9位 財務(615万円)
8位 ITコンサルタント(627万円)
7位 法務(627万円)
6位 セールスエンジニア/FAE(636万円)
5位 知的財産/特許(664万円)
4位 経営企画/事業企画(681万円)
3位 MR(710万円)
2位 運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)(773万円)
1位 投資銀行(777万円)

業種別では金融の投信/投資顧問が1位だったが、職種別でも金融が1位2位を独占。1位が「投資銀行業務」(777万円)、2位が「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(773万円)だった。

特にこの2位の運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」は、全86種の中で最も増加額が大きく、4位だった前回から86万円も増えている。これらの職種は専門職で、高度な知識やスキルが要求される。そのため給与水準は高いのだ。

同様に知識や経験、スキルの必要な知的財産/特許は、前回13位から67万円と大幅な年収アップで5位に食い込んだ。

企業のグローバル展開、商品サイクルの短縮化、新商品の相次ぐ投入などによって、この職種のニーズが高まったことが要因とDODAは分析している。業種別と同様に、高度な専門性が要求される専門職の年収が高くなる傾向があるようだ。

投資分野で存在感の大きな外資系金融機関では、日系企業と比べても人材の流動性が高く、転職に対する抵抗感が比較的小さいといわれている。そのかわりにと言えるのか、給与も高めで、全体の平均年収を押し上げているのかもしれない。同じ金融業界でも、消費者金融や信販/クレジットなどは、平均年収もそう高くない(本ランキングでも消費者金融は46位、信販/クレジットは30位)。

高度な専門性が求められる業種や職種が高年収となるのは当然だろう。今後さらに企業のグローバル展開や商品サイクルの短命化は進むだろう。またあらゆる分野でIoTが進む今、ビッグデータの活用などITの能力も、どんな業界でも従来以上に必要とされるはずだ。こうした意味では、高いITリテラシーを持って金融業界で活躍することが、年収を上げる上での戦略といえるのかもしれない。

>> 平均年収ランキング2016を確認する

【関連記事 PR】
金融業界のボーナス事情 平均は他業界より高めだが、自分の額に満足ですか?
今後の金融業界で活躍できる人材に必要な要素とは 金融専門のアドバイザー
金融業界で求められるIT業務とは?
【2016年度版】金融業界のビジネスパーソンが選ぶ転職人気企業ランキング
2016年残りわずか 金融業界「転職4つのキーワード」とは?