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なぜ求人情報には「非公開」のものがあるのか?

【Sponsored】 (写真=Thinkstock/Getty Images)
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転職」の二文字が頭をよぎったら、まずはWebで検索して、転職サイトを見てみるのではないだろうか。しかし、そうしたサイトには公開されない「非公開」の求人というものがある。なぜ公開されないのだろうか。

「非公開」なのは、人材紹介会社が採用企業から預かった求人

「なぜ非公開か」の前に、非公開の求人はどのような求人なのかを説明しよう。

端的に言えば、人材紹介会社が、採用企業から人材の紹介を依頼されている求人である。

人材紹介会社は、自社に登録している求職者の中から求人要件に合致する人材を採用企業へ紹介する。そして選考を経て採用に至った場合、採用した企業から“成功報酬”として紹介手数料を受け取る。そのため、これらの求人の募集は原則的には「非公開」で行われる。

また、採用できるまで採用企業には支払いが発生しないため、求人広告を出す場合のような初期投資が必要ないことも特徴だ。

企業の人事担当者が採用・選考にかける手間の削減を目的に、人材紹介会社に求人依頼をするケースも多い。なぜなら、求人を「公開」してしまうと、人気のある企業や求人にはどっと応募が押し寄せるから。中には応募条件を満たしていない人からの応募もあり、それを採用担当者が一人ずつ選考していくにはかなりの時間と手間を要する。そのため、一次選考を人材紹介会社に依頼するのだ。

競合に動きを知られたくないから「非公開」で募集する

求人が「非公開」であるのには、もう一つの大きな理由がある。それは「他社に知られたくない」求人だから。

例えば、新規事業や新しい商品・サービスの開発に携わるポジションを募集する場合や、役員・マネジメント層を募集するケースがそれに当たる。

これらの求人情報を公開するとなると、入社後に任せる仕事内容や応募資格などもある程度明明示しなければならないため、これからどのような事業を始めようとしているのかが、競合他社にも知られてしまうことになる。そのため、企業にとって戦略的に重要なポジションである場合、求人は「非公開」となるのだ。

数年後なら分からないが、少なくとも現時点で、大手金融機関が手がけるFinTech関連の事業・サービスはいずれも「新規」の動きであり、各社のビジネスの主流になっていくと考えられるものばかり。したがって、事業のコアに近いポジションほど、他社に知られないよう「非公開」で募集されることがほとんどだろう。

また、FinTech系スタートアップの求人の場合も、先行投資が必要な求人広告を出すよりも、成功報酬型の人材紹介会社の利用が選択されるケースが多い。シード期を経てVCから出資を受け、会社組織としての体裁を整えて拡大していこうとするタイミングでの募集は、ほとんどの場合「非公開」で行われる。

「非公開」の求人は、どうやって知ることができるのか?

例えば、転職サービスを提供するDODAには30,000件を超える求人が掲載されているが、それは、DODAに求人広告の制作を依頼している求人と、人材紹介サービスとして企業から預かっている求人のうち「公開しても構わない」とされている求人であり、DODAが取り扱う求人全体の1~2割に過ぎない。残りの8~9割の求人はすべて「非公開」なのだ。それら「非公開」の求人は、DODAエージェントサービスに登録した人にだけ紹介が可能となる。

登録すると、まずはキャリアアドバイザーと面談を行うことになる。各業界・各職種専門のキャリアアドバイザーが、あなたがこれからどんな仕事に携わっていきたいのか、希望条件を聞いた上で、これまでの経験に見合う「非公開」の求人情報を紹介してくれる。

もちろん、紹介された求人情報を見て、検討した結果「応募しない」という選択だってアリだ。だが、求人のほとんどが「非公開」であることを考えれば、公開されている求人の何倍もの数の求人に「まずはアクセスする」ことが、より良い転職をするための第一歩だと言えるだろう。

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